Mermaid Markdown はフローチャートやガントチャート、円グラフなどをMarkdownに描けるオープンソースのライブラリです。
これを使うと、Markdownドキュメントに簡単に図形を書くことができます。。
この記事では、Visual Studio Code で Mermaid をプレビューする方法を紹介します。
1. 拡張機能をインストール
Visual Studio Code で Markdown Preview Mermaid Support をインストールします。
検索すると以下のような画面で見つけることができます。
ちなみに、github.dev
の Visual Studio Code にもこの拡張機能をインストールできます。
2. Mermaid Markdown の書き方
まず、Visual Studio Code で .md
ファイルを作成します。
その後、以下のようにmermaid
をキーワードにしてコードを記述します。
```mermaid
flowchart TD
Start --> Stop
subgraph on
Start --> |text|PointA
end
PointA --- Stop
```
このコードは上から下へ記述するフローチャートで、この拡張機能でプレビューすると以下のようになります。
画面全体を出すと、こんな感じですね。
Mermaid Markdown は以下にあります。
3. シーケンス図のサンプル
シーケンス図も書けます。
```mermaid
sequenceDiagram
部下->>上司: 明日、休みをください
%% this is a comment
上司-->>部下: 仕事は終わってるのか?
```
4. 円グラフ
円グラフだって描けます。。
```mermaid
pie
title 一日の時間の使いかた
"睡眠" : 8
"仕事" : 8
"通勤時間" : 1
"朝食" : 0.5
"昼食" : 0.5
"夕食" : 0.5
"お風呂" : 0.5
"休憩" : 2
"勉強" : 3
```
5. Mermaid Markdown で描けるもの
公式ドキュメントによると、以下のものを描けるようです。
- Flowchart
- Sequence diagram
- Class Diagram
- State Diagram
- Entity Relationship Diagram
- User Journey
- Gantt
- Pie Chart
- Requirement Diagram
Visual Studio Codeは機能ありすぎ!
Visual Studio Codeはオープンソースのコードエディタです。
コードエディタと言いつつも、デバッグもできますし簡易Webサーバも立てられますし、ソースコード中のTODOを検索してツリー表示することもできます。
インストール可能な拡張機能の数は30,000以上と言われており、とても便利な機能が数多くあります。
そのため、Visual Studio Codeを使いこなすには、それなりの情報収集が必要です。
「Visual Studio Code実践ガイド」は、
- Visual Studio Codeの基本的な使い方
- TypeScriptやPythonなど、実際の開発を通した Visual Studio Code機能の紹介
- Visual Studio Code拡張機能の開発方法の紹介
などが収録されており、Visual Studio Codeの機能を体系的に理解するのに最適な書籍です。
電子書籍化されていますので、まずは kindleなどで試し読みしてみてはいかがでしょうか。
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