私事で大変恐縮ですが、愛用していた Surface Go が充電できなくなりました。
修理に出していないのでもしかしたら直るかもしれませんが、これを機に、開発用端末をPCからスマホに変更できないかと検討してみました。
運用3日目ですが、やっぱりノートPCを買うかもしれませんが、どんな環境で作業しているか紹介します。
1. コンピューティング環境 → AWS EC2 Windows Server
プログラミング環境を構築しますので、やはりWindowsやMacのようなコンピューティング環境が無いと話しになりません。
AndroidであればTurmuxなどが使えますが、やはり Visual Studio Code のような自動補完機能のあるコードエディタが欲しいです。
よって、AWS EC2 のようなクラウドコンピューティング環境を用意しましょう。
クラウドですので、物理的に壊れる心配はありません。CPUやメモリも、必要に応じて多く割り当てたり少なくしたりすることが可能です。
デメリットは、やはり高価です。AWS EC2 であれば、起動時間に応じて料金が発生しますので、集中して短時間で作業を終わらせられるようにしましょう。
2. スマホアプリ(リモートクライアント)
スマホからクラウドコンピューティングに接続するアプリをインストールしましょう。
ここではリモートクライアントと記載していますが、要はRemote Desktop や VNC Viewer のようなものです。
私の場合はAWS EC2 上にあるWindows に接続する必要があり、以下のRDPというアプリを使用しています。
純正のRemote Desktopアプリよりも使いやすくて好きです。
3. ストレージサービス
ストレージサービスは、スマホとクラウドPC両方から使用可能なものを選びます。
私は、AWS S3 と、One Drive を使っています。
AWS S3 にはソースコードを主に保存しています。
One Drive は主にExcelやPowerPointなどのドキュメントの保存に使用しています。
One Drive を採用した理由は、実体のファイルにアクセスしやすいことです。
Google Drive なども候補に上がりましたが、One Drive だと Windows エクスプローラからアクセスができますので、効率が上がります。
4. スマホアプリ(コードエディタ)
AWS S3 上にコードを保存しますので、コードエディタは S3 に直接アクセスできた方がいいです。
私は、以下のコードエディタを使っています。
このアプリは、S3のファイルを直接操作できます。また、HTMLやJavaScriptのコード補完機能もあります。
また、SSHクライアント機能もありますので、リモートPCへのアクセスも可能です。
5. マウス
マウスは、Bluetooth接続が可能なものであれば、お好みのものでいいでしょう。
人それぞれですが、左クリック、右クリック、ホイールぐりぐりがあれば十分だと思います。
6. キーボード
キーボードもBluetooth接続が可能なものが必要ですが、英語配列のキーボードにしましょう。
日本語配列のキーボードを使っていますが、英語配列として認識してしまいます。キーボードに書いてある記号を押してもその通りに入力できないので、腹が立ちます。
英語配列は一般的ではありませんが、すぐに慣れると思います。どのキーを押せば何が入力できるのか分かるほうが良いです。
7. ヘッドマウントディスプレイ
スマホの画面は小さいです。解像度の高いリモートPCを表示させようと思うと、米粒のような文字を読む必要があり、かなり目が疲れます。
外部ディスプレイに接続する方法もありますが、ここではヘッドマウントディスプレイを紹介します。
ヘッドマウントディスプレイは、ゴーグルにスマホをセットして使用します。
外箱の外観はこんなかんじです。
見た目はこんな感じです。
ここにスマホをセットします。
スマホをセットしたゴーグルを被って、Bluetoothとキーボードとマウスを使ってプログラミングするイメージですね。
この注意点は、首が疲れます。30分くらいすると、すごく疲れました。
これと関係があるか分かりませんが、翌日、ひどい頭痛に襲われました。
8. 最後に
スマホって10万円くらいするのに、TwitterとLINEとネットサーフィンくらいしか使ってないのはもったいないなと思って、挑戦しました。
でもやっぱり、PCの操作性には敵わないと思います。
現場からは以上です。
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