アウトラインを書くことのメリット

ブログやレポートやプレゼン資料を書くとき、何から始めていますか?とりあえず出だしの文章から 順番に書いていますか?

ブログやレポートに限らず、体系的な文章を書く場合は、最初にアウトライン(=目次・構成)を書いてから 中身を書いていく方が効率的です。

今回はアウトラインを書くメリットを紹介します。

構成が明確になる

アウトラインを考えるということは、全体構成を考えるということです。このブログを書いているときでも 大きく3段落に分け、それぞれの段落の表題を決定してから、中身を書いています。

伝えたい内容によって構成は様々ありますが、以下に自分がよく考えているテンプレートを記載します。

メリットを伝える場合の構成

  1. ~ができる(メリット①)
  2. ~ができる(メリット②)
  3. ~ができる(メリット③)
  4. まとめ

メリットを伝えたい場合は、メリットをいくつか思い浮かべる必要があります。1つでは足りませんので 最低でも3つは欲しいところです。 その内容が端的に分かる文章を、段落の表題にして、最後にまとめの段落をつければ、構成の出来上がりです。

プログラミングテクニックを伝える場合の構成

  1. 実現したい処理の概要
  2. ソースコード
  3. ソースコードの各行の詳細な説明
  4. 参考資料
  5. まとめ

この場合のメインはソースコードとその詳細な説明ですので、「2.」と「3.」の内容が自然と厚くなります。 ここは更に小さい階層で段落分けしてもいいかもしれません。

トラブルシューティングを伝える場合の構成

  1. 発生したトラブルの概要(発生原因、エラーメッセージなど)
  2. 自身の環境構成の説明
  3. トラブル対処方法
  4. 参考資料
  5. まとめ

トラブルシューティングする場合は、環境によって対処方法や発生原因が異なる可能性があります。 そのため、自身の環境構成の説明は必須です。 また、この例ではトラブル対処方法の内容が厚くなりますので、段落分けしてもいいでしょう。

次に何を書くかが分かりやすくなる

構成が決まると、どこに何を書けばいいかが明確になります。各段落の表題に何を書くべきか書かれているからです。 この段落があるおかげで、次に何を書こうか考える手間が省けます。考えることが少なくなるということは 書くスピードが速くなるということです。

また、自分はこの手法と取り入れてから書くことが楽しくなりました。 構成が決まっていない状態では、次に何を書こうか、文字数がちょっと少なくなった、など 書きながら困ることが多かったからです。

構成が決まっていると、おおよその全体の文字数や文量を把握することができます。 そうすることで、多すぎるから減らそうとか、少なすぎるから段落を1つ追加しよう、など 中身を書く前に検討することができます。

また、どこまで書けば終わるのかが明確になりますので、作業時間の予測にも役立ちます。

全体的にまとまった文章になる

全体が決まってから書きますので、自然とまとまった文章になります。全体が決まっていない状態で 文章を書き始めると、どこで何を書くべきか曖昧になりますので、同じような内容が、各段落に 散らばってしまうということが発生するかもしれません。

どの段落で何を書くか明確になっていれば、同じ内容を別々の段落に書くことは無くなります。 そのため、全体的にまとまった文章に仕上がります。

各段落の文章を書いたら、最後に全体を読み直して、手直しすれば完了です。

おさらい

ブログやレポートを書くときの順番は、

  1. 書きたい内容、伝えたい内容を思い浮かべる
  2. 構成を考える
  3. 各段落の文章を書く
  4. 全体を見直して体裁を整える

が基本です。構成が決まればあとは自然と手が動くはずですので、楽しく書いていきましょう。

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