仕事や家事や勉強を楽しくやっていますか?嫌々だったり、やらされていると感じることが多いかと思いますが、楽しんでやることと嫌々やることは大きな違いがあります。
この記事では、楽しくやることの効果と、嫌々やったときのデメリットを紹介します。
楽しくやると、幸福物質であるドーパミンが出て、モチベーションがアップする
ドーパミンとは幸福物質の一つで、意欲や動機・学習に重要な役割を担っていると言われています。仕事や勉強を楽しんでやることで、このドーパミンが分泌されます。すると、モチベーションがアップしてもっと意欲的に取り組もうとします。
学習能力を高め、記憶力や集中力が上がる
楽しく学習することで、記憶力や集中力が高まります。これはドーパミンが分泌されることの効果です。日本史が面白い・勉強していて楽しいと感じている人は、嫌々勉強している人よりも多くのことを覚えることができ、長い時間集中して勉強を続けることができます。これによりテストの点数も大きく変わってきます。
「好きこそものの上手なれ」は、尽きることのないモチベーション
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。これは、どんな事であっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので上達が早い、という意味です。スポーツでも勉強でも何でもいいのです。好きなことをやっているときは集中でき、あっという間に時間が過ぎてしまいます。集中している分だけたくさんの事を覚えることができ、「あれもやってみよう」「これもやってみよう」と意欲が高まります。このモチベーションは尽きることがありません。
嫌々やっていると、コルチゾールが分泌される
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンの1つで、別名「ストレスホルモン」と言われています。コルチゾールは平たく言うと「嫌なことを忘れようとする物質」です。コルチゾールの分泌は朝が最も高く、夜には低くなりますが、慢性的なストレスでコルチゾールの分泌量が多くなると、うつ病や不眠症などの精神疾患などが疑われます。
嫌々やる仕事や、「やらされ仕事」と感じている場合、海馬の容積が小さくなる
嫌々やるとコルチゾールが(ストレスホルモン)が分泌されると書きましたが、記憶力が低下する、集中できない、モチベーションが上がらないなどの影響が発生します。コルチゾールは「嫌なことを忘れようとする物質」ですので、嫌いなきとは覚えたくないと脳が認識してしまいます。そうすると、テストで必要な英単語や日本史の暗記などはほぼ不可能です。それだけではなく、海馬の容積が小さくなり、深刻なうつ病になることもあります。過剰なストレスは死因になるのです。
どっちにしようか迷ったら、楽しくなる方を選ぼう!
新しい仕事を引き受けるか、それとも辞退するか。会社や学校で生活していると様々な決断を迫られます。そのとき、どうやって判断しますか?人によって色々な判断基準がありますが、私は「楽しいと思う方」を選択することをお勧めします。楽しいと思えることは幸福物質ドーパミンが分泌されるので、モチベーション高く集中して取り組めるからです。一方で、嫌々やるとストレスホルモンのコルチゾールが分泌されるので、何をやっても上手くいきません。楽しいほうが良いのは科学的に証明されているのです。
まずは30点の完成を目指して、時間をかけて100点に磨き上げる
最初から完璧を求めようとすると、いくら楽しいことでもなかなか上手く進みません。そんな時は、まずは30点くらいの目安でとりあえず完成させましょう。30点は低すぎると思われるかもしれませんが、完成させるということは全体像が見えてくるということです。全体像を俯瞰してみることで、改善ポイントも見えてきます。
まずは一旦完成させて、時間をかけて100点満点を目指せばいいのです。
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