AWS EC2ではWindows Serverを起動できますが、英語版しかありません。日本語を処理するには、日本語化が必要です。
この記事では、英語版のWindows Serverを日本語化する方法を紹介します。
0. この記事のまとめ
日本語化は以下のステップでOKです。
-
タイムゾーンの変更
-
日本語パックのインストール
-
英語入力(USキーボード)の無効化
-
コマンドプロンプト、PowerShell の日本語化
1. タイムゾーンを日本に変更する。
日本のタイムゾーンは**(UTC +9:00) Osaka, Sapporo, Tokyo** ですので、これに変更しましょう。
Setting → Time & Language → Date & Time を表示します。
Time Zone の 設定画面が表示されますので、(UTC +9:00) Osaka, Sapporo, Tokyo に変更します。
正しい日本時間に変更されれば成功です。
2. 日本語パックのインストール
日本語パックをインストールすると、ほぼ日本語化できます。
Setting → Time & Language → languages を表示します。
Add a language を選択し、Japanese を選択します。
Next をクリックすると、音声データや音声認識、手書き認識システムをインストールするか確認画面が表示されますので、必要なものを選択してインストールします。
インストール完了後、再起動すると、日本語表示に切り替わると成功です。
3. 英語入力(USキーボード)の無効化
日本語パックをインストールすると、日本語入力IME も一緒にインストールされます。
英語入力するときは日本語入力IMEの日本語入力をオフにすればいいので、英語入力(USキーボード)は不要になります。
むしろ、英語入力(USキーボード)がオンになっていると日本語入力ができないので、不便を感じると思います。
よって、英語入力(USキーボード)を無効にしましょう。
無効化するには、画面右下のタスクバーから言語入力をクリックして、「言語設定」をクリックします。
English(United states)の言語パックがデフォルトでインストールされていますので、これをアンインストールします。
これで、英語入力(USキーボード)が無効になり、日本語入力だけになります。
4. コマンドプロンプト、PowerShellの日本語化
コマンドプロンプトや PowerShellで日本語を表示しようとすると、文字化けします。
これは、「Unicode対応ではないプログラムの言語」の設定が日本語になっていないことが原因です。
この設定を変更するには、「コントロールパネル」から「地域」を開きます。
「管理」タブを表示し、「Unicode対応ではないプログラムの言語」から「システムロケールの変更」をクリックします。
「日本語(日本)」を選択して「OK」をクリックします。
再起動を促されますので、再起動します。
コマンドプロンプトや PowerShellを起動して、日本語が表示されれば成功です。
コメント