【値段と速度が大事】レンタルサーバー・ VPS・BaaSで迷ったときの考え方【個人開発・小規模事業者向け】

WordPressブログや、開発したウェブアプリを公開したいけど、レンタルサーバ・VPS・BaaS、どれが一番いいんだろう。。。

という疑問が私にもありましたので、選び方を紹介します。

この記事に書かれていること

  • サーバを選択する際の注意点

読み込み速度と、月額費用に注意が必要です。

  • レンタルサーバ・VPS・BaaSそれぞれのメリットとデメリット

レンタルサーバは安いですができることが制限されている、VPSは高価だが自由度が高い、BaaSは比較的安価、になります。

  • システム構成別の選び方

を紹介しています。

この記事を読んでもらいたい人

「レンタルサーバーか、VPSか、BaaSどれにしようか迷ってる人」に読んでいただき、問題解決の糸口になれば幸いです。

【注意点1】読み込み速度が遅いとユーザーが離脱する

2009年8月のデータなのでかなり古いですが、フォレスター・コンサルティングが実施したネットショップにおけるページ表示速度の調査によると、読み込み時間が2秒経過すると半数が離脱し、もう一秒経過すると8割が離脱するという結果がでています。

ページ表示2秒でユーザーはイライラし始め、3分の1が「もういいや」となる


最初は収益がほとんど無いから、無料もしくは安価に使えるものにしようかと考える方もいらっしゃるかと思いますが、注意が必要です。

無料版や安価なサーバは、読み込み速度が遅いものもあり、読み込み速度が遅いとユーザーが離脱します。

具体的にはherokuの無料版ですね。よく見かけますが、遅すぎて使う気になれません。

また、さくらインターネットのレンタルサーバも通信速度が遅いです。

通信速度が遅いサーバは選択肢から除外しておいた方がいいでしょう。

【注意点2】運用コストが高すぎると長続きしない


最初は収益が発生しないので、運用コストだけかかるということが長期間続くと予想できます。

この長い期間を耐えるためには、運用コストを可能な限り安くしていくことが重要です。

運用コストは具体的には以下があります。

  • サーバ代(レンタルサーバ・VPS・BaaSなど)
  • ドメイン代
  • 証明書取得・維持費用
  • ストレージや認証などのサービス費用(BaaSの場合)

ドメイン代は年額1,000円から高いもので数万円以上になるものもあります。

また、サーバ代もスペックによりますが月額数千円から数万円になることもあります。

収益がしばらく無い状態で、これらの費用を払い続けられるか、という視点で選んでいくべきです。

レンタルサーバのメリット・デメリット

レンタルサーバは比較的安く簡単に設定が可能ですが、管理者権限が無いために自由にソフトウェアをインストールできないなどの欠点があります。



項目 内容
メリット 費用が安い、設定が簡単
デメリット Admin権限(管理者権限)が無いので、ソフトウェアを自由にインストールできない
通信量が制限される可能性がある

VPSのメリット・デメリット

VPSとはVirtual Private Serverの略で、専用サーバを導入する方式です。

そのため、レンタルサーバと異なり管理者権限を持つことができます。



項目 内容
メリット 管理者権限を持つことができる。
自由にソフトウェアをインストールし設定できる。
デメリット 費用が高額。自分で設定していく必要がある(レンタルサーバと異なり、ワンクリックで設定できない)

BaaSのメリット・デメリット

BaaSとはBackend as a Serviceの略で、ウェブホスティングやデータベースや認証システムなど、機能ごとに利用できるサービスです。

VPSと異なりソフトウェアのインストールは不要です。

各BaaSごとに設定していく必要があります。



項目 内容
メリット 費用が安い(サービス内容による)
ソフトウェアのインストール作業が不要
サーバ保守管理が不要
デメリット BaaS提供元が用意していない機能は使用できない(VPSより自由度が劣る)

システム構成別の選択方法

WordPress

WordPressでブログを立ち上げたい場合は、レンタルサーバまたはVPSになります。

レンタルサーバのほうが安価でかんたんに構築できますので、まずはレンタルサーバで構築するほうがいいかもしれません。

おすすめのレンタルサーバは、GMOの「ConoHa WING」です。

  • ConoHa WING
    」は通信速度がとても早いので、応答遅延によるユーザー離脱を防ぐことができます。
  • WINGパック利用中は、ドメイン使用料が発生しません。
  • WordPressをかんたんセットアップできる機能あり


また、VPSであればAWSのLightsailがおすすめです。

  • VPSとしては安く月額500円から利用可能(1ドル120円で計算)
  • アプリケーションテンプレート機能により、ワンクリックでWordpressを設定可能

詳細は以下から確認ください。

https://aws.amazon.com/jp/lightsail-vps/

フロントエンドのみ

website.png

HTML/CSS/JavaScriptのみで構成されており、バックエンドが不要な場合は、BaaSのウェブホスティング+CDNサービスがおすすめです。

理由は以下のとおり。

  • 通信量を気にする必要がない(レンタルサーバであれば通信量の制限あり)
  • サーバの運用管理が不要
  • サーバを構築しないので、https通信ふくめ、設定がかんたん

具体的には、以下のBaaSが候補に上がるかと思います。

  • AWS S3 + cloudfront
  • Google firebase hosting

フロントエンド+バックエンド+データベース

この場合は、レンタルサーバかVPSを検討していく必要があります。

VPSであれば管理者権限で自由になんでもできますが、レンタルサーバであれば管理者権限は無いので、どのような構成で提供されているのかを十分に調査する必要があります。

以下は、プログラミング言語別に注意点を記載しています。

  • PHP

比較的、レンタルサーバで動作可能なものが多いです。

ただしフレームワークのインストールに「composer」を使用する場合、そのレンタルサーバで使えるか調査が必要です。

私がおすすめするGMOの「ConoHa WING
」は、composerが使えます。

  • PHP以外(Python、Rubyなど)

PythonやRuby自体はレンタルサーバにインストールされているものもありますが、ウェブアプリとして運用可能なものは、私が調査したところでは、存在しないという結果になりました。

Pythonであれば「Django」、Rubyであれば「Ruby on rais」などのフレームワークが必要であり、かつWebサーバと連動している必要があります。

これらを満たすレンタルサーバは無いので、VPSしかないかなと現時点では考えています。

運用サーバを意識してシステム構成を検討するべき

どのようなシステム構成にするか検討するタイミングで、運用サーバの検討もすすめておくべきと考えます。

一通りアプリ開発が完了したタイミングで、運用サーバの選定によりコードを変更するという手間が省けるためです。

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