Blazor は c# でSPAが作れるフレームワークです。 Blazor(c#)からJavaScriptを呼び出せるので、JavaScriptから window.location.href でページ遷移することもできますが、この記事では、Blazor(c#)側でページ遷移する方法を紹介します。
1. 使い方
NavigateTo メソッドは以下のように使用します。
まず、.razor ファイルの先頭で inject します。
@inject NavigationManager NavigationManager
これで、NavigationManagerが使用可能になります。
続いて、@code ブロックの中で以下のように記載します。 このコードは、 /page というURLに遷移するメソッドになります。
NavigationManager.NavigateTo($"/Page", false);
2. 公式ドキュメント
公式ドキュメントは以下になります。
NavigationManager.NavigateTo Method (Microsoft.AspNetCore.Components)
Navigates to the specified URI.
NavigateTo メソッドは以下の2つの引数を持ちます。
public void NavigateTo (string uri, bool forceLoad = false);
- URI 遷移先のURIです。
- forceLoad bool 型で指定します。初期値はfalse です。 trueの場合、クライアントサイドでページ遷移が行われます。強制的に遷移させたい場合にもtrueを指定します。 falseの場合、Blazorフレームワークで処理が行われますので高速ページ遷移が行われます。
Blazor のおすすめ本
私もBlazorを用いていくつかウェブアプリを開発しました。フレームワークがとても分かりやすく、簡単にSPAを作れることが楽しいと感じています。
Blazor wasm であればAWS S3のようなウェブホスティングサービスでアプリを公開することもできますし、Blazor Serverアプリであれば簡単に2要素認証を構築できます。
Blazor は現在も開発が進められているフレームワークですので本の情報は少しずつ古くなってしまいますが、全体的・体系的に学ぶには、本はとても有力なツールです。
電子書籍になっていますので、まずは試し読みから始めてはいかがでしょうか。
章 | 内容 |
---|---|
第1章 | Blazorの仕組み |
第2章 | 開発環境 |
第3章 | 最初のBlazorアプリ |
第4章 | コンポーネント |
第5章 | データバインディング |
第6章 | イベント処理 |
第7章 | Razor記法 |
第8章 | フォームと検証 |
第9章 | データベースアクセス |
第10章 | Web APIの活用 |
第11章 | SVGの活用 |
第12章 | JavaScriptとの連携 |
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