【2023年保存版】用途別のVPS・レンタルサーバの選び方〜サーバ用から作業用まで一挙公開!

仕事効率化

VPSやレンタルサーバを使っていますか?私はメインで使っている端末がiPadに変わってからVPSに頼りっきりになってしまっています。

iPadって結構便利なんですよね。iPhoneとデータ連携がすぐにできるし、ブラウザとアプリで大抵のことはできるし、薄いし電池持ちいいし。ちょっと重いけど。なのでPCを持ち歩かなくなったのですが、プログラム開発などはやっぱりPCが無いとできないので、VPSを活用しているというわけです。

この記事では用途別にVPSやレンタルサーバを紹介します。

各VPSの用途別VPS比較表

このページのまとめとも言うべき比較表を最初に掲載します。どのサービスが良いかは用途によって様々です。やはりAWSやAzureの仮想マシンは料金高めですが自由度高いです。一方でWordpressなど用途が決まっているものはVPSやレンタルサーバが安価&構築簡単なのでおすすめですね。

ランキングLinuxWindowsMacGPU搭載マシンデータの保存Office利用WordPress公開ウェブアプリ公開
ABLENET VPS👑1⭕️⭕️✖️✖️⭕️⭕️⭕️⭕️
お名前.comレンタルサーバ👑1⭕️✖️✖️✖️⭕️✖️⭕️⭕️
AWS EC2🥈2⭕️⭕️⭕️⭕️⚠️1✖️⚠️2⚠️2
AWS LightSail🥈2⭕️⭕️✖️✖️⭕️✖️⭕️⭕️
GitHub CodeSpae🥈2⭕️✖️✖️✖️⭕️✖️✖️✖️
Azure Virtual PC🥉3⭕️⭕️⭕️⭕️⚠️1⭕️⚠️3⚠️3
⚠️1:スポットインスタンスはローカルディスクへのデータ保存不可
⚠️2:EC2よりはLightSailがおすすめ。スナップショットの取得やセキュリティ設定が簡単
⚠️3:高いのでおすすめしない。

プログラム開発用VPS

ここではプログラム開発に使えるVPSを紹介します。レンタルサーバーはUnix系しかなかったり柔軟にインストールできないので除外しています。

AWS EC2

https://aws.amazon.com/jp/ec2/

AWS EC2はAmazon Web Service が提供しているVPSです。Windows、Linux、Mac全て揃ってますし、高性能GPUを搭載したマシンも利用できます。普通に使ってオンデマンドインスタンスを選択すると毎時間数百円程度かかってしまいお金がヤバくなりますが、スポットインスタンスを使えば80%オフくらいの価格で利用できます。

スポットインスタンスは価格は安いですが注意が必要です。ローカルディスクに格納したデータが消えてしまいます。そのため、リモートデスクトップで接続した際にアクセスできるローカルデバイス側のディスクに格納するか、OneDriveなどのクラウドストレージを活用する方法があります。

GitHub CodeSpace

https://github.com/features/codespaces

GitHub CodeSpace はGitHub が提供しているプログラミング用のクラウド環境です。Visual Studio Code を使ったプログラミング環境を数十秒で起動することができます。WindowsやiPhoneなどのネイティブアプリ開発はできませんが、ウェブの開発をする場合は一番いい環境だと思います。

ABLENET VPS

ABLENETはVPSやレンタルサーバを提供して25年を迎える事業者です。VPSはWindowsとLinuxの両方が用意されています。

https://www.ablenet.jp/vps/

AWSやAzureなどのクラウド事業者と比べて、VPSのいいところはいくら使っても値段が変わらないということです。AWSやAzureではストレージの費用はプロビジョニングされたサイズによって変化しますが、VPSはどのように使っても常に同じ料金が発生します。

もう一つのメリットは、ハードウェアが故障しても対応する必要がないことです。これはAWSなどでも同じですが、通常のようにPCを買うよりも安心です。何よりデータが無くなる危険性が少ないところがいいですね。

Microsoft Officeも使える作業用VPS

仕事をする上ではMicrosoft Office はもはや必須ツールになっていますね。Webブラウザからも使用できるようになりましたので以前よりかなり敷居が下がりましたが、マクロやAccessを動かそうとするとやはりOfficeを実行できるクライアント環境が必要になります。

AWS EC2ではofficeアプリは使えない可能性がある

AWS EC2ではofficeをインストールして実行するとライセンス違反になる可能性があります。理由としては、officeをインストール許可しているクラウドサービスがAzureに限定されているという点です。

https://download.microsoft.com/download/1/9/5/1950150d-1d00-457e-9cfb-fb4839a00c36/WVD_License_Guide_rev1.0_Public_Edition.pdf

Listed Providerとは https://www.microsoft.com/licensing/docs/view/Listed-Providers に記載されているクラウド事業者です。

またQMTHに指定されている事業者は https://download.microsoft.com/download/3/D/4/3D445779-2870-4E3D-AFCB-D35D2E1BC095/QMTH%20Authorized%20Partner%20List.pdf から参照することができます。

上記のスライドではoffice 365 ProPlusは、専有ホスト:Azureのみ動作可能、共有ホスト:QMTH記載という記載となっていますので、AWSでは使用可能とは書かれていません。ただしこれはProPlusに関する記載であり、Personalやその他エディションについての記載はありません。またAWS公式ドキュメントとしてofficeをセットアップする方法や、office LTSCが入ったAMIが公開されているようですので、確認してみてください。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/how-to-set-up-microsoft-office-on-amazon-ec2/

https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-use-microsoft-office-ltsc-ami-202212/

Azure Virtual PC

Azureは上述の通りListed Providerの中でもofficeインストールを認められたクラウド事業者です。(そりゃ自社の製品ですからねー)。なので合法的にofficeを使ってもいいのですが、Azure Virtual PCってAWSと比べると結構高いんです。企業として会社のお金を使ってやるのならいいのかもしれませんし、個人でもスポットインスタンスを使えばまぁまぁコストを抑えることができます。

ABLENET VPS

ABLENETはVPSやレンタルサーバを提供している事業者で、2023年時点で25周年を迎えます。このVPSサービスのWindowsプランの中で、office ProPlusを利用できるオプションがあります。

インストールも自動的にやってくれるようです。Accessなどを使おうと思ったらどうしてもofficeアプリのインストールが必須になってきますし、VPSですのでローカルデータ消失の心配もありません。VPSとライセンス費用はどちらも定額ですので予想外の費用を請求されることも無いのでAzureよりも使いやすいと思います。

詳細は以下のURLから参照してみてください。

WordPress用

世界中のウェブサイトの43%はWordpressで出来ていると言われるほど圧倒的なシェアを誇っているのがWordpressです。Wordpressのようにコンテンツを作成・管理するシステムのことをCMSと言い色々な製品がありますが、CMSの中でのWordpressのシェアは63%となっています。

もはや知らない人がちょっとだけっていう世界ですね(?)

お名前.com レンタルサーバ

WordPress運用で一番おすすめなのがお名前.comのレンタルサーバです。なぜかというと、お名前.comで取得したドメイン登録料と更新料が無料になるからです!更新料はなんと永久無料だそうです。

https://www.onamae.com/server/rs/?btn_id=sv01_rs_newdesign
お名前.com レンタルサーバー

ドメイン登録料とドメイン更新料がずっと無料になる対象のドメインは以下があります。.online や .techなどがあり、これらは年間更新料が5000くらいしますが無料です!太っ腹っすねGMO。

  • .com
  • .net
  • .org
  • .biz
  • .info
  • .xyz
  • .link
  • .click
  • .tokyo
  • .blog
  • .site
  • .online ←年間更新料5,000円くらいが無料になります!
  • .tech ←年間更新料5,000円くらいが無料になります!
https://www.onamae.com/server/rs/?btn_id=sv01_rs_newdesign
お名前.com レンタルサーバー

AWS Lightsail

AWS Lightsailにもテンプレートが用意されていて、簡単にWordpressを構築することができます。

結構いろんなテンプレートがありますので、面倒な構築作業を省くことができます。また、LightSailはレンタルサーバーではなくVPSになりますので、root権限を持つことができます=どんなアプリでもインストールができます。

メモリ1GBでよければ月額5$ですのでレンタルサーバに負けないほどリーズナブルに運用できます。自由度抜群ですので結構おすすめです。

ウェブアプリ公開用

ウェブアプリの構築方法は色々あると思います。DBや認証系を全てSaaS側に集約するパターンもあれば、サーバを構築して処理する方法もあります。サーバ側で処理する場合にはそれぞれのミドルウェアをセットアップしていく必要があります。

AWS Lightsail

何が一番いいか一概に言えませんが、サーバ側で処理する場合にはAWS LightSailがおすすめです。Wordpressの部分でも使った画像ですが、テンプレートが豊富ですのでセットアップ作業を省略することができます。テンプレートなんて不要だぜって人はOSのみの構築もできます。

AWS LightSailは静的IPも取得できますし、DNS(Route53)を使用して設定することもできます。またファイアーウォールの設定もLightSail管理画面から簡単に設定することができます。Linuxのiptablesなんてもういじらなくてもいいんです。

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