AWS SES 送信制限解除(サンドボックス外への移動)申請内容の書き方

AWS SES (Simple Email Service)の初期設定直後は、検証済みのドメインやメールアドレスにしかメールを送信できないなど、制限がかけられています。

これは、不正利用を防ぐためです。

私もWebサービスを開発する際、AWS SESを使ってメール送信処理を構築しましたが、このときに申請した内容で制限解除に成功しましたので、ポイントを紹介します。

注意事項

この内容は2022年3月22日に私が申請した際の内容をもとに記載しています。

この時はサンドボックス外への移動が承認されましたが、今後もこの内容で承認されるということを保証するものではありませんので、ご了承ください。

メール送信種別の選択(マーケティングまたはトランザクション)

マーケティングメールとは、プロダクトのプロモーションなど、見込み客に対して送信するメールです。

自社プロダクトの宣伝や、メールマガジンなどが「マーケティングメール」に該当します。

一方のトランザクションメールは、アカウント登録確認など、ユーザーのアクションをトリガーとして送信するメールのことです。送信者1に対してn人の受信者にメールを送信する形態です。

アカウント登録時のメールアドレス確認メール、パスワードリセット確認メールなどが「トランザクションメール」に該当します。ユーザーアクション1に対して、1人の受信者にメールを送信する形態です。

マーケティングとトランザクションどちらにも該当する場合は、主に送信するメール種別を選択します。

WebサイトのURL

メールを送信するWebサイトのURLを入力します。

ユースケースの説明

どのようなメールを送信するのか、受信できなかった場合の対応をどうするのか、などを説明します。

具体的には以下のとおりです。

1. メールを送信する頻度

メールを送信する頻度について記述します。

例えばトランザクションメールの場合は、「アカウント新規登録時」「パスワードリセット申請時」などです。

マーケティングメールであれば、月に1回、などになるかと思います。

2. 受信者リストのメンテナンス方法

受信者のメールアドレスをどのように保存・管理するか、どのようにメンテナンスを行うかを記述します。

3. バウンス(メール配信不可)対応

バウンスメールとは、配信できなかったメールのことです。

メール配信不可となる理由は様々ありますが、具体例は以下のとおりです。

  • メールアドレス誤り
  • DNS設定誤り
  • ネットワーク障害
  • 受信側で迷惑メール(スパム)と判断された
  • 受信側の受信可能ファイルサイズを超えた
  • 受信側のメールボックスが容量超過した

ここでは、バウンスメールが発生した場合の対処方法を記述していきますが、すべてに対して細かくは記述しませんでした。

例えば「メールが配信されない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認していただく」というような内容です。

4. 申し立て、解除申請

メール配信拒否や解除申請があった場合、どのように対処するかを記述します。

メール配信拒否の申し立てがあった場合は、メールを送信しないように制御しなければいけません。

申し立てがあったメールアドレスをデータベース等に格納し、メール送信時に配信対象外とする、というような記述が考えられます。

5. 送信予定のメールサンプル

送信予定のメールサンプルを記述可能であれば、記述することで制限解除申請が通過しやすくなります。

私もメールサンプルを記述することで、制限解除申請を通過しました。

申請すると24時間以内にAWSから回答がある

AWSでは、申請情報を受け取り次第、24時間以内に回答してくれるようです。

私が申請した際は、21時頃に申請して3時にサンドボックスから移動したと連絡がありました。

制限解除申請を通過したらこんなメールがくる

制限解除申請(サンドボックス外への移動)が完了すると、以下のようなメールが送付されます。

現在のクォータの確認方法

AWS SESのクォータ値は、AWS Service Quotas から確認できます。

「AWSのサービス」からSESを検索します。

現在のクォータ設定値が確認できます。

AWSのおすすめ本

AWSは代表的なクラウドサービスの1つです。サーバーの構築から衛星の利用まで行うことができます。

一般的には、サーバーとネットワークを構築してシステムを運用するという使い方が考えられます。

この本はビジネスソリューションに特化しており、単純にwebサーバーとDBサーバーを構築するだけじゃなく、パフォーマンスや堅牢性、コストなども考慮する内容になっています。

電子書籍にもなっていますので、興味があれば目次だけでもご覧になってはいかがでしょうか。

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