会社員の人であれば、ほぼ毎日PCを使って事務作業をしていると思います。
このPC作業が少しでも自動化できれば、ゆっくり休憩できたり、他の仕事をしたりして早く帰れたりするなど、メリットが大きいと思います。
この記事では、作業をコードに書き起こすことのメリットを紹介します。
作業をコードに書き起こすことのメリット
- PC作業が自動化できる
- 手作業ではないので、どんなコンディションでも作業品質が同じ
- 時間を有効に使える
まず、作業を自動化できると、手を動かす必要が無いので、疲れません。楽ちんで仕事ができるようになります。
夜中まで飲んでいたり夜更かしして、翌朝のコンディションが悪くても、自動化できていれば、作業品質を同じレベルに保つことができます。
また、自動化できているということは作業スピードが早くなりますので、早く帰ったり、他の仕事をしたりするなど、時間を有効活用できます。
コードに書き起こす方法
- がっつりプログラミングする
- UiPathなどのRPA製品を使う
- Excelマクロを使う
まず「がっつりプログラミングする」方法ですが、これはプログラミングの知識がないとなかなか難しいです。プログラミングの知識があったとしても、それなりにコーディングに時間がかかってしまいます。
おすすめなのは、UiPathなどのRPA製品を使う方法です。UiPathは「アクティビティ」という単位で作業を配置してプログラムが作れますので、自動化した作業の流れや作業内容が分かりやすくなります。
UiPathのインストール方法は以下にまとめています。
UiPath Community エディションのインストールと簡単なロボットの作成
そのほかのUiPathの使い方は以下にまとめています。
次におすすめなのは、Excelなどのマクロを使う方法です。
ご存知の方も多いと思いますが、Excelにはマクロ記録機能がありますので、Excelで操作した内容を自動的にコードに変換することができます。
ただし、UiPathと違うところは、目に見える部分がすべてコードであり、一見すると分かりにくいところです。そのため、コメントを多用して、日本語での説明文を書いておくなど、忘れてもいいようにしておくことが重要です。
Excelマクロ記録機能の使い方は以下に書いています。
ExcelVBAは覚える必要なし!書き方が分からなくなったら「マクロの記録」を使用してコードを自動生成しよう
VBAプログラミングについては、以下にまとめています。
どれぐらいの作業をコードに変換するか
- 作業全体を一度にコーディングするのではなく、1作業ずつコーディングする
- 例えば、「メール作成画面を開く」「ファイルを開く」「文字列を置換する」「文字列を転記する」など
- 作業全体の中で、プログラムを実行する順番をメモしておく
一連の作業全体を1度にコードに起こそうとすると、なかなか時間が取れず、テストもしないといけないので、難しいと思います。
まずは、1ステップずつコードに起こすことをおすすめします。
1ステップとは、以下のように、可能な限り細かく分解できる作業1つ分のことです。
- メール作成画面を起動する
- ファイルを開く
- 文字列を置換する
- 文字列を転記する
- ファイルを保存する
あまり効果が無いと思われるかもしれませんが、まずはこのくらいのレベルで作成しておいて、問題なく仕事ができるか確認します。
そのあとで、これらの作業ステップをつなぎ合わせて、全体の一連作業を自動化するという方法をとると、間違いや手戻りを最小限にすることができます。
この、つなぎ合わせる作業で必要になってくるのが「どの順番で作業を進めて、プログラムを実行するか」という情報です。
基本的には頭の中に入っていますので、わざわざメモするような情報ではないかもしれませんが、これが文章になっていれば、つなぎ合わせる作業が簡単になります。
コードの横にコメントくらいのレベルで構いませんので、順番をメモしておきましょう。
コードの書き方が分からなければ、お気軽にお問い合わせください
私はシステムエンジニア歴11年目で、UiPathの社内導入や、VBAを用いたアプリ開発、メキシコへのシステム導入など、多くのシステム開発を行ってきました。
TwitterのDMや、ブログの問い合わせフォーム、マシュマロでもどれでも構いません。お金もかかりませんので、お気軽にご連絡ください。
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